エンジニアの転職で、資格って意味があるのか。これ、勉強する時間を考えると気になりますよね。私はAzure系の資格をいくつか持った状態で転職しましたが、正直に言うと「資格のおかげで決まった」という手応えは、はっきりとは分かりません。

ただ、転職エージェントから聞いた話が腑に落ちたので、それも含めて書きます。

エージェントが言っていたこと

エージェントいわく、同じくらいの能力の人が2人いたら、資格を持っている方が確実に評価されるとのことでした。

理由が興味深くて、資格そのものの知識より「その資格を取るために時間を使った」という事実が見られるらしいんです。勉強に時間を割いて、最後までやり切って合格した——それは「学習できる人材だ」という判断材料になる。仕事以外の場面でも、目標に対して時間と集中力を使える人だと見てもらえる、という話でした。

言われてみれば、面接では測りにくい部分ですよね。「勉強できます」と口で言うより、資格という形で残っている方が伝わりやすい。

高度な資格ほど評価されやすい理由

同じ理屈で言えば、難易度が高い資格ほど勉強時間も増えるので、その分だけ評価されやすいということになります。

入門レベルの資格と、上位レベルの資格では、かかる時間も理解の深さも違います。そこに費やした量が、そのまま「この人はこれだけやり切れる」というシグナルになる。だから、取るなら少しずつ上を目指す価値はあると思います。

それ以外にも、単純に知識はつく

評価される・されないの話とは別に、勉強すれば普通に知識はつきます。ここは当たり前ですが大事なところです。

私自身、資格の勉強を通して、実務では触っていなかった範囲まで体系的に理解できました。業務でカバーしきれない部分を埋められるのは、資格勉強の実利だと思います。

一番大事なのは、やっぱり経歴と実務経験

ただ、勘違いしてほしくないのは、転職で一番見られるのは経歴と実務経験だということ。ここは間違いない。

資格はあくまでプラスアルファです。実務経験の代わりにはなりません。「資格をいっぱい持っているけど何もやったことがない人」より、「資格はないけど現場でしっかりやってきた人」の方が強い。そこは順番を間違えないほうがいいです。

そのうえで言うと、持っていて損になることは一つもない。むしろプラスしかない。だから、時間が取れるなら取っておく価値はあると思います。

資格がないことを、転職しない理由にしないでほしい

最後にこれだけは言っておきたいです。

資格を持っていないからといって、転職を諦める必要はまったくありません。

「まず資格を取ってから動こう」と考えて、そのまま何年も動かない人がいます。でも、繰り返しになりますが、一番見られるのは実務経験です。資格は後からでも取れるし、転職してから取ってもいい。

資格がないことを、動かない言い訳にしないでください。まず動いてみて、必要だと感じたら勉強すればいいと思います。