最終更新日:2026年4月|編集部調査

編集部コメント:2026年の税制改正で所得税の基礎控除が58万円に引き上げられ(旧48万円)、非課税ラインが実質178万円に拡大されました。これにより年収360万円以下の方を中心に所得税負担が軽減されています。改正後の正確な計算方法を解説します。

所得税の基本的な仕組み

所得税は「課税所得」に応じた累進課税制度です。収入が高いほど高い税率が適用されますが、全収入に高い税率がかかるわけではなく、所得の範囲に応じて段階的に税率が変わります。

所得税率一覧表【2026年版】

課税所得税率控除額
195万円以下5%0円
195万円超〜330万円以下10%97,500円
330万円超〜695万円以下20%427,500円
695万円超〜900万円以下23%636,000円
900万円超〜1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円超〜4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円

※復興特別所得税(税額×2.1%)が2037年まで加算されます。

給与所得税の計算ステップ(年収400万円の例)

  1. 給与収入の確認:年収400万円
  2. 給与所得控除の計算:400万円×20%+44万円 = 124万円 → 給与所得 = 400万円−124万円 = 276万円
  3. 所得控除の合計(独身・標準的な場合):基礎控除58万円(2026年改正後)+社会保険料控除約58万円 = 約116万円
  4. 課税所得の計算:276万円−116万円 = 160万円
  5. 所得税額:160万円×5% = 8万円(+復興特別所得税0.168万円)

給与所得控除額一覧(2026年版)

給与収入給与所得控除額
162.5万円以下55万円
162.5万円超〜180万円以下収入×40%−10万円
180万円超〜360万円以下収入×30%+8万円
360万円超〜660万円以下収入×20%+44万円
660万円超〜850万円以下収入×10%+110万円
850万円超195万円(上限)

読者の疑問Q&A

Q:年末調整をすれば確定申告は不要ですか?

A:給与収入のみの場合は年末調整で所得税の精算が完了します。ただし副業収入が20万円超の場合、医療費控除を受けたい場合、住宅ローン控除初年度などは確定申告が必要です。

Q:2026年の税制改正で手取りはいくら増えますか?

A:基礎控除が48万円から58万円に引き上げられたことで、年収300〜500万円の方は年間1〜3万円程度の税負担軽減が見込まれます。

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