最終更新日:2026年4月|編集部調査

編集部コメント:年間医療費が10万円を超えた場合に申請できる医療費控除。歯医者・入院・出産費用なども対象になるため、家族全員の医療費を合計すれば10万円を超えるケースは意外と多い。確定申告で忘れずに申請しましょう。

医療費控除の基本的な仕組み

医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告することで所得税・住民税が還付される制度です。

控除額 = 実際に支払った医療費 − 保険金等で補填された金額 − 10万円

(ただし総所得が200万円未満の場合は「10万円」ではなく「総所得×5%」が引かれます)

医療費控除の還付金計算例

ケース計算内容還付額(目安)
年収400万円・医療費15万円(15万円−10万円)×5%(所得税)+5%(住民税)約5,000〜10,000円
年収600万円・医療費25万円(25万円−10万円)×20%+10%約45,000円
年収800万円・入院で50万円(50万円−10万円)×23%+10%約132,000円

医療費控除の対象になるもの・ならないもの

対象になるもの

  • 病院・クリニック・歯科の診療費
  • 薬局での処方薬代
  • 入院費(食事代を含む)
  • 出産・分娩費用(保険給付を除く)
  • 通院のための交通費(公共交通機関)
  • 介護保険サービスの自己負担分(一部)

対象にならないもの

  • 美容整形・健康増進のためのサプリ
  • 健康診断(病気が発見され治療した場合は対象)
  • 市販薬(セルフメディケーション税制で別途控除可能)
  • 通院のためのタクシー代(やむを得ない場合は対象)

読者の疑問Q&A

Q:医療費控除と高額療養費制度は違いますか?

A:高額療養費制度は医療費の「支払い上限額を設ける制度」(月額8〜9万円程度が上限)で、超えた分は払い戻されます。一方、医療費控除は年間医療費10万円超の分を確定申告で税額から控除する制度です。両方を活用することができます。

Q:家族全員の医療費を合算できますか?

A:生計を一にする家族であれば合算できます。子供・配偶者・同居の親の医療費をまとめて申告することで、10万円を超えやすくなります。

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