最終更新日:2026年4月|編集部調査

【重要な手続き情報】転職時には前職の源泉徴収票が必ず必要になります。退職後1ヶ月以内に発行されるため、受け取り忘れに注意しましょう。紛失した場合は前職の会社に再発行を依頼できます。

給与明細と源泉徴収票の違い

給与明細と源泉徴収票は、どちらも給与に関する書類ですが、用途・内容が大きく異なります。

項目給与明細源泉徴収票
発行タイミング毎月の給与支払い時年末(1月末まで)または退職時
記載内容当月の給与・控除の内訳年間の総支給額・控除額・源泉徴収税額
使用用途月次の収入確認・住宅ローン申請等年末調整・確定申告・転職先への提出
法的保存義務会社が5年間保存義務労働者も保管推奨(5年以上)

転職時に源泉徴収票が必要な理由

転職先の会社では、その年の1月から転職日までの所得を合算して年末調整を行う必要があります。そのために前職の源泉徴収票が必要です。源泉徴収票を提出しないと年末調整ができず、翌年2〜3月に自分で確定申告を行う必要があります。

転職時の源泉徴収票の流れ

  1. 退職後1ヶ月以内:前職から源泉徴収票が郵送または手渡しで届く
  2. 転職先入社時:「前職の源泉徴収票」を転職先の人事・経理部門に提出
  3. 年末(11〜12月):転職先で年末調整が行われ、前職分と合算して精算
  4. 翌年1月:年末調整の結果に基づき、追加徴収または還付が行われる
注意:年内に転職先が決まらず12月31日時点で無職の場合は、翌年2〜3月に自分で確定申告を行う必要があります。また、年内に2回以上転職している場合も全ての源泉徴収票をまとめて年末調整または確定申告に使います。

給与明細の転職への活用方法

給与明細は転職活動の以下の場面で役立ちます。

  • 年収の証明:転職先から「現職の月収を証明してほしい」と言われた場合、直近3ヶ月の給与明細が証明書類になります
  • 年収交渉の根拠:現職の給与明細があれば、各種手当を含めた正確な総支給額を示せます
  • 住宅ローン等の申請:転職後の住宅ローン申請時には直近の給与明細が必要になる場合があります

読者の疑問Q&A

Q:源泉徴収票を紛失した場合はどうすれば良いですか?

A:前職の会社に「源泉徴収票の再発行」を依頼します。会社は労働者の請求に応じて再発行する義務があります。前職の会社が廃業している場合は税務署に相談することで「源泉徴収票不交付の届出書」を提出し、確定申告できます。

Q:転職先に前職の年収を正確に伝える義務はありますか?

A:源泉徴収票の提出は年末調整のための手続きであり、転職先に年収を知られることになります。ただし採用条件として提示された年収と極端に乖離がある場合(例:年収を偽って転職していた場合)はトラブルになる可能性があります。

Q:12月に転職した場合の年末調整はどうなりますか?

A:12月に転職した場合、前職の源泉徴収票を転職先に提出できれば転職先で年末調整が行われます。間に合わない場合は翌年に自分で確定申告を行います。

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