最終更新日:2026年4月|編集部調査
試用期間とは何か?法的な位置づけ
試用期間とは、採用後に企業が従業員の適性や能力を評価するために設ける一定の期間のことです。一般的には3〜6ヶ月が多く、最長でも6ヶ月程度が通常です。
法的には、試用期間中も労働契約は成立しています。「試用期間中は解雇できる」という誤解がありますが、正当な理由のない解雇は試用期間中でも違法です。ただし、本採用よりも解雇しやすい「解約権留保付き労働契約」とみなされるため、試用期間満了後の本採用拒否は本採用後の解雇より広い裁量が認められています。
試用期間中に評価されるポイント
① コミュニケーション能力・報連相
新しい職場では「できる・できない」より先に「この人と一緒に働けるか」を評価されます。わからないことを素直に聞く姿勢、進捗を適切に報告する習慣、指示の意図を確認するコミュニケーションが重要です。
② 学習速度・適応力
試用期間中は「完璧な成果」よりも「成長している姿」が評価されます。初日より1週間後、1ヶ月後と明らかに成長していることを示しましょう。
③ 職場のルール・文化への適応
始業時間・ドレスコード・コミュニケーションのスタイルなど、見えないルールへの適応力も評価対象です。前職の「やり方」を押しつけず、まずは現状を観察・理解することが大切です。
試用期間中にやってはいけないこと
- 「前職ではこうでした」を多用する:前職との比較は嫌がられる。まず現状に適応する姿勢を見せること
- 遅刻・無断欠勤:試用期間中は特に時間管理に厳しく対応される
- 勝手な判断で動く:試用期間中は必ず上司に確認してから行動する
- 愚痴・不満を同僚に話す:試用期間中の言動は思った以上に広まる
試用期間中に確認・交渉すべきこと
試用期間中の給与が本採用後と異なる会社もあります(減額されているケースも)。内定時に確認しておくべきですが、試用期間後の昇給タイミングも合わせて確認しておきましょう。試用期間中も雇用保険・社会保険は加入義務があります。
試用期間終了時の本採用拒否への対処法
本採用拒否(試用期間後の雇用継続の拒否)は、客観的に合理的な理由がなければ違法となります。「業務成績が著しく低い」「採用時に重大な経歴詐称があった」などの理由がなければ、本採用拒否は無効を主張できます。不当な本採用拒否を受けた場合は、労働基準監督署や弁護士・社労士に相談しましょう。
まとめ
試用期間中は「成果より姿勢」を意識し、コミュニケーション・学習姿勢・適応力を示すことが本採用への近道です。前職の習慣を持ち込まず、新しい環境のルールを尊重しながら徐々に自分の色を出していきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q:試用期間中に退職することはできますか?
A:法的には可能です。試用期間も正式な雇用契約であるため、2週間前に申し出ることで退職できます。ただし、試用期間内の退職は次の転職で説明が必要になるケースが多いです。
Q:試用期間後に本採用されなかったらどうすればいいですか?
A:本採用拒否の場合、会社都合での離職となります。離職票を発行してもらい、ハローワークで失業給付の手続きをしましょう。すぐに転職活動を再開し、転職エージェントに相談することをお勧めします。
Q:試用期間中の給与は正社員より低くてもいいのですか?
A:試用期間中の給与を下げること自体は違法ではありませんが、最低賃金を下回ることは違法です。内定時に雇用条件通知書を確認し、試用期間中の給与が明記されているか必ず確認しましょう。
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