最終更新日:2026年5月16日

転職用の履歴書は新卒用と何が違う?

転職における履歴書の目的は、応募者の基本的な個人情報・職歴・志望動機を採用担当者に伝えることです。新卒用の履歴書との主な違いは、①学歴より職歴の比重が大きい、②志望動機は「なぜこの会社に転職するのか」に焦点を当てる、③自己PRは経験・実績に基づいた内容が求められる、の3点です。

履歴書の各項目の書き方

① 基本情報(住所・連絡先)

住所は都道府県から正式名称で記載。連絡先メールアドレスはキャリア向けのシンプルなアドレスを使用しましょう(プライベートなものは避ける)。

② 学歴・職歴

学歴は中学校卒業から記載(高校・大学の入学・卒業を明記)。職歴は入社・退職年月を正確に記載し、最後に「以上」と書きます。在籍中の場合は「現在に至る」と記載。職歴の間に空白期間がある場合は理由を準備しておきましょう。

③ 資格・免許

応募職種に関連する資格を優先して記載します。取得年月も明記が必要です。「普通自動車免許」などは業務に必要でない限り省略可。

④ 志望動機

転職の志望動機は「なぜ前職を辞めるのか」より「なぜこの会社でなければならないのか」を中心に書きましょう。200〜300字程度が目安です。詳細は職務経歴書に委ねてOKです。

NG例:「御社の理念に共感し、ぜひ一緒に働きたいと思いました。」→ 抽象的すぎる
OK例:「前職のマーケティング経験を活かし、御社の〇〇事業のデジタルマーケティング強化に貢献したいと考えています。特に御社の〇〇という取り組みに興味を持ち…」

⑤ 本人希望欄

基本は「貴社の規定に従います」でOK。ここで細かい待遇の希望を書きすぎると印象が良くないので、絶対に譲れない条件(勤務地など)がある場合だけ簡潔に。

⑥ 自己PR

履歴書の自己PRは200〜250字程度に絞り、最も伝えたい強みを一つに絞って記載します。詳細なエピソードは面接または職務経歴書に書きましょう。

項目別・記入例

実際に記入する際の文面の例です。〇〇や△△の部分を、自分の経験や応募先の内容に置き換えて使ってください。そのまま書き写すのではなく、自分の言葉に直すことが大切です。

志望動機欄の記入例

【同業種への転職の場合】
前職では〇〇業界で△年間、□□の業務に携わってきました。その中で、より〇〇に力を入れている環境で経験を活かしたいと考えるようになりました。貴社は□□の分野で△△に取り組まれており、これまで培った〇〇の経験を活かして貢献できると考え、志望いたしました。
【異業種への転職の場合】
前職では〇〇の業務を担当し、△△のスキルを身につけました。〇〇業界の□□という点に以前から関心があり、これまでの経験の中で培った△△は、貴社の□□の業務でも活かせると考えています。未経験の分野ではありますが、一日も早く戦力になれるよう努めてまいります。
【年収・キャリアアップを目的とする場合】
前職では〇〇として△年間、□□を担当してまいりました。より裁量の大きい環境で〇〇に取り組みたいと考え、転職を決意しました。貴社の□□という方針に共感し、これまでの経験を活かしてより大きな成果を出したいと考え志望いたしました。

自己PR欄の記入例

【経験・スキルを軸にする場合】
私の強みは〇〇です。前職では△△を担当し、□□に取り組みました。その結果、〇〇という成果につながりました。貴社でもこの経験を活かし、□□の面で貢献したいと考えています。
【姿勢・人柄を軸にする場合】
私は〇〇を大切にして業務に取り組んできました。前職では△△の場面で、□□を意識して行動していました。貴社でもこの姿勢を活かし、チームの一員として□□に貢献したいと考えています。

本人希望欄の記入例

【基本(ほとんどの場合これでOK)】
貴社規定に従います。
【勤務地に希望がある場合】
現在〇〇在住のため、可能であれば〇〇支社での勤務を希望いたします。その他については貴社規定に従います。

手書きvsデジタルどちらが良いか?

近年は多くの企業でPC作成の履歴書が一般化しています。ただし、会社によっては手書きを指定している場合もあります。指定がなければPC作成で問題ありません。PC作成の場合、フォントはゴシック体または明朝体を使用し、統一感のあるフォーマットを心がけましょう。

おすすめの形式:厚生労働省の履歴書様式(JIS規格)をダウンロードして使うのが最もシンプルです。転職エージェントが独自フォーマットを提供している場合はそちらも活用できます。

証明写真のポイント

  • スーツ着用・清潔感のある服装
  • 背景は白またはグレーが基本
  • 3ヶ月以内に撮影したものを使用
  • スマートフォンアプリでの撮影は避け、写真館または証明写真機を利用

よくある失敗例と対処法

失敗例対処法
空白期間に何も記載していない「転職活動中」「資格取得のため勉強中」と記載
職歴の期間が不正確雇用保険被保険者証・源泉徴収票で正確な在籍期間を確認
志望動機が汎用的すぎるその会社ならではの理由を1つは盛り込む

書類選考の通過率を上げる5つのポイント

  1. 企業ごとにカスタマイズする:1つの職務経歴書を使い回すのではなく、志望企業が求めるスキルに合わせて内容を調整する
  2. 1ページ目で結論を見せる:採用担当者が最初に見る「職務要約」を充実させる
  3. 読みやすいレイアウトにする:箇条書き・太字・適度な余白を使い、視覚的に読みやすくする
  4. 誤字脱字をゼロにする:最低2回見直し、可能なら第三者に確認してもらう
  5. 転職エージェントに添削を依頼する:無料で添削してもらえるため必ず活用する

まとめ

転職の履歴書は、誤記がなく読みやすいことが基本です。志望動機・自己PRはその会社に合わせてカスタマイズすることで通過率が上がります。転職エージェントに添削を依頼するのも有効な方法です。

編集部コメント:履歴書の「志望動機」欄は、会社ごとにカスタマイズすることが大切です。「御社に入りたい理由」を具体的に書けると通過率が格段に上がります。転職エージェントに添削を依頼することで、客観的なフィードバックを得られます。

よくある質問(Q&A)

Q:履歴書の写真は必ず貼らないといけませんか?

A:転職活動では写真貼付が一般的です。清潔感のあるビジネス用の写真を使いましょう。写真館で撮影したものが最も好印象ですが、白背景・スーツ着用の証明写真でも問題ありません。

Q:履歴書はExcelとWordどちらで作るべきですか?

A:どちらでも構いませんが、最終的にPDF形式で提出するのが一般的です。書式の崩れを防ぎ、どの環境でも同じように表示されます。転職エージェント経由の場合は指定フォーマットがある場合も。

Q:空白期間がある場合はどう書けばいいですか?

A:「休職(病気療養のため)」「留学」「家族の介護」など、理由を簡潔に記載しましょう。空白期間中に勉強・資格取得などをしていた場合は積極的にアピールしてください。

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