最終更新日:2026年4月|編集部調査

編集部コメント:転職交渉では「額面年収」で話が進むことがほとんどですが、実際に手元に入るのは「手取り」です。内定時の年収提示を見て喜ぶ前に、手取りに換算してみましょう。一般的に額面の約75〜80%が手取りの目安です。

額面給与と手取りの違い

「額面給与」とは、雇用契約書や給与明細に記載された支給総額のことです。一方「手取り」は、そこから税金・社会保険料を差し引いた実際に受け取る金額です。

額面年収手取り年収(目安)月額手取り(目安)
300万円約243〜252万円約20〜21万円
400万円約312〜322万円約26〜27万円
500万円約386〜396万円約32〜33万円
600万円約456〜468万円約38〜39万円
700万円約518〜532万円約43〜44万円
800万円約574〜590万円約47〜49万円

額面から差し引かれる項目

①社会保険料(会社員の場合)

  • 健康保険料:標準報酬月額の約10%(本人負担は約5%)
  • 厚生年金保険料:標準報酬月額の18.3%(本人負担は9.15%)
  • 雇用保険料:賃金の0.6%(2024年度)
  • 介護保険料:40歳以上は追加で約1%

②税金

  • 所得税:課税所得に応じて5〜45%(累進課税)
  • 住民税:前年の課税所得の10%(翌年6月から天引き)

手取りを増やす実践的な方法

  1. iDeCoで所得控除を最大化:月2.3万円拠出で年収400万円なら年約3〜4万円節税
  2. ふるさと納税で住民税・所得税を節税:年収400万円の上限額は約4.2万円
  3. 配偶者控除・扶養控除を適切に活用:申告漏れがないか毎年確認
  4. 生命保険料控除・地震保険料控除の活用:年末調整で申請するだけ
  5. 転職で年収そのものを上げる:最も効果的な手取り増加策

よくある質問(Q&A)

Q:転職交渉で「手取りベース」で話してもいいですか?

A:一般的に転職交渉は「年収(額面)」で行います。「手取りで〇〇万円希望」は伝わりにくいため、額面に換算してから交渉しましょう。

Q:転職後に住民税が急に高くなることはありますか?

A:住民税は前年の所得に基づくため、転職前の年収が高かった場合は転職後も高い住民税が課されます。収入が下がった翌年から徐々に減少します。

Q:ボーナスにも税金はかかりますか?

A:かかります。ボーナスからも所得税・住民税・社会保険料が差し引かれます。ボーナスの手取りは額面の75〜80%程度が目安です。

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